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25℃の視覚フェスティバル! 4つの秘境で、宮崎駿アニメのような夏に出会う旅へ

7月、盛夏。 この季節が持つ、いちばん鮮烈で、 いちばん強く、 いちばん心を奪う—— 時に“極致”と呼べるほどの瞬間と魅力が、 無限に拡張されていきます。 光と影がつくり出す圧倒的なコントラスト、 そこに沈み込むような没入感。 そして、自然がそのまま息づく あふれる生命力と、 だらりと肩の力が抜けるような自由さも、 この季節は最高潮へ。 夏は、いま最も美しい姿でやってきます。

今回私たちが向かうのは、まさに“人間の理想郷”—— 新疆・那拉提草原。 そして、内モンゴル・多倫湖が奏でる涼やかな詩篇に耳を澄ませ、 華東最後の原生密林に触れ、 大地そのものの息づかいを感じる旅へと出かけます。 本当の“避暑”とは、 暑さから逃げることではなく、 自然の中へ深く歩み入り、 極致の美を全身で抱きしめること。 心を揺さぶるような圧倒的な景色と出会う—— それこそが、この夏の最高のご褒美なのです。

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【雪をいただく山々と、いっせいに咲き誇る野の花。】

【携程度假農荘(那拉提河谷草原店)】

7月の那拉提草原をひと言で表すなら—— それはまさに 「懸夏(けんか)」。 標高2,200m、イリ河谷に浮かぶ“空中草原”・那拉提は、 いま黄金の季節を迎えています。 一年中雪を頂く険峻な山々の頂は、 7月の陽光を受けて銀色の輝きを放ち、 野生の菜の花が描く金色の波、 ムラサキ色のサルビアが散りばめる星のような点描が、 青と緑の大地に溶け合い、 夏の壮麗な色彩をひとつのキャンバスに描き出します。 ここは、夏が宙に“吊り下がる”ように在る場所。 その美しさは、息をのむほどです。

陽光が雲間を突き抜けた瞬間、 黄金の草地と氷河の銀光が交わり、 まるで “天の神がパレットをひっくり返した” ような光景が広がります。 季節はここでふと足を止め、 冬と夏が同じ画面に収まる奇観 が、永遠の一瞬として刻み込まれる。 カザフの牧人が追う羊の群れは、 乳白色の真珠が山脊を転がり落ちるように流れ、 馬隊は毡房(ゲル)の部材を載せて、 花の海の中をゆっくりと進んでいく。 草原に点々と置かれた毡房は、 まるで草の波間に散らばる白い真珠。 そして季節ごとに移動する大きな牧群は、 遥か彼方の地平線へと続く、 草原そのものの“山脊” のように連なり続けます。 ここでは、自然と人の営みが、 雄大な一枚の詩となって息づいています。

「私たちの“ゲル(毡房)」—— 携程度假農荘・那拉提草原河谷店 那拉提草原の中心部に佇む当館は、 40室の客室が 約40ムー(約2.7ヘクタール) の プライベート草原に点在するように配置され、 窓を開ければ、蛇行する渓谷と果てしない草原、 そして、雪をいただく山々や、ゆったり歩く牛や羊が そのまま一枚の絵巻のように広がります。 1100㎡のパブリックエリア には、 ブックラウンジ、ティールーム、展望テラスを併設。 ここでは—— ・非物質文化遺産の手仕事を体験し、 ・牧民がその場で淹れる濃厚なミルクティーを味わい、 ・馬に乗って谷を散策したり、 ・UTVで原始牧場を駆け抜けたり、 さらに夕暮れどきには、 野外ラグジュアリーのアフタヌーンティーを楽しみながら、 金色の陽光が雪山に薄紅の衣をまとわせる瞬間 を眺めることもできます。 そして何より—— ベッドに横たわるだけで、 この大地が描いた “天然の草原アート” を そのまま独り占めすることができるのです。 ここは、那拉提の夏を 最も贅沢に深呼吸できる場所。

【ましてや、ここには—— 詩と焚き火がある。】

【携程度假農荘(多倫・浪駿牧場 共同運営店)】

草原といえばフルンボイル—— そんな“定番”にしばられなくても大丈夫。 北京から北へ向かえば、 私たちがひそかに大切にしてきた Windows のデスクトップ級の秘境、多倫草原 に出会えます。 シリンゴル草原の奥深く、 2万ムー(約1,300ヘクタール) の水域が風を受けてさざ波を立て、 その冷涼な水気が肌をそっと撫でる場所。 それが 多倫湖。 シリンゴル草原に輝く 最も眩い“翡翠”ともいえる湖であり、 山と水が溶け合う清涼の幻想世界、 そして大地の生命力が満ちる避暑の楽園です。 ここには、塞北(さいほく)ならではの 美しく力強い “サマースタイルの美学” が息づいています。

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ミントグリーンに輝く湖水、 金色に波打つ花の海、 深い緑の草地——。 強い日差しのもとで彩度は一気に跳ね上がり、 ここでは 色そのものが主役の祝祭 が始まります。 渡り鳥は雛を育て、 魚群は上流へと遡り、 野の花は一斉に咲き乱れる。 大自然の生命力が、まさにこの瞬間に爆発します。 草原と湖は、 あらゆる土地から訪れる旅人をやさしく包み込み、 地理を越えてつながる“生命の旅” へと誘います。 色、風、命—— すべてが最も鮮やかに躍動する舞台が、 ここ、多倫湖です。

湖を一周するドライブでは、 砂丘、草地、森林、そして白鳥のシルエットが フロントガラスの向こうで静かに移ろい、 やがて夕陽が山の稜線に沈むと、 天地は一瞬で 青紫のグラデーション に染まります。 薄荷色の多倫湖には、 倒さかさまに懸かる天の川が姿を現し、 星々が湖面へそっと零れ落ちる。 星空の下、詩人は自作の詩を朗読し、 焚き火のそばでは地元の“バンド”が ホーミーの低音で風の音を模し、 馬頭琴の震える弦は、 まるで馬が草原を駆ける蹄のリズムのように響きます。 夜と風と音楽がひとつになる—— ここは、多倫湖が見せる 最も詩的な瞬間 です。

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【アバターの星を思わせる、雨季の幻想世界。】

【携程度假農荘(張家界国家森林公園店)】

誰も、“アバターの母星”からの招待を 拒むことなどできません。 ここに広がる雲海と峰々の幻想—— それは 夏にしか出会えない奇跡の景観 です。 雨上がり、空がふっと晴れた瞬間、 蒸発した水蒸気が峰林のあいだから立ち昇り、 数十キロにわたる壮大な雲の海をつくり出す。 やがて雲がゆっくり散り始めると、 陽光が岩峰のすき間をすり抜け、 金色の光の粒となって降り注ぎ、 空気そのものが金色に染まったかのように見える——。 この地の雨季は、 まさに“アバターの星”の幻境そのものです。

袁家界では、三千を超える石峰が雲海を突き破り、 頂だけを空に覗かせています。 その姿はまさに、映画『アバター』の “ハレルヤ・マウンテン” が宙に浮かんでいるかのよう。 雲の裂け目から差し込む陽光は “イエスの光(天使の梯子)”となって峰々を照らし、 尖塔のような岩峰は、流れる霧に包まれて 輪郭を見せたり隠したりします。 夏の豊かな植生は峰林にさらなる生命感を与え、 自然そのものが呼吸しているよう。 杨家界では、巨斧で裂かれたような峰の壁がそびえ、 その隙間から松の木が、 抗うように、誇るように伸び続けています。 そして金鞭渓では、 猿たちが古木の間を軽やかに飛び回り、 古き静けさと若い躍動が ひとつの風景の中で出会います。 ここは、時間の層が折り重なり、 大地の物語がいまも生きている場所です。

7月の午後。 携程度假農荘・張家界マンシン店の前に広がる大きな棚田は、 すでに幾重にも重なる 翡翠色の階段 のように輝いています。 空気はねっとりと温かく、 その奥には、咲きはじめた稲の花が放つ ほんのりとした甘さと、わずかな乳香がふわりと漂う。 畦道に立てば、 足元の大地や目の前の稲の間から 熱気がゆらゆらと立ちのぼるのがわかります。 しかし—— 山あいからひとすじの涼風が谷を抜けてくると、 その熱気は一瞬でほどけてしまい、 耳に届くのは 蓮池で咲き誇る花々の静かな気配 だけ。 池のほとりでは、 陽光に透けるほど薄い羽をしたトンボが一匹。 吹き抜ける風に負けて、 今にも倒れそうに揺れながら、 夏の午後をそっと照らしていました。

夏は、思いきり“はしゃぐ”のにいちばんふさわしい季節。 蜂蜜を採ったり、アヒルを追いかけたり、 田んぼや村のはずれを歩いてみたり—— 都市ではもう失われつつある素朴な夏の儀式が、 ここではふつうの風景として息づいています。 汗だくになるほど遊び回らなくても大丈夫。 稲田から漂うお茶のような香り、 プールサイドで味わうコーヒーの苦み—— それだけで、この夏の田園風景は 驚くほど心地よく、贅沢な時間に変わります。

【北緯31°が育む、原始の森の呼吸。】

【携程度假農荘・安徽金寨大湾店】

馬鬃嶺(まそうれい)は、華東に残された最後の原始林。 天馬国家級自然保護区の核心部に位置し、 その原生の森は、夏になるとひときわ美しい姿を見せます。 夏の遊歩道を歩けば、 梢を渡る風がそっと肌を撫で、 森の呼吸そのものが涼しさとなって伝わってきます。 渓流は岩を跳ねるように流れ落ち、 白い滝となり、銀の糸となり、 夏の賛歌を奏でながら遠くへと走っていく。 そしてもうひとつの魅力—— 夏の馬鬃嶺を包む 雲霧と光のドラマ。 霧が森を漂い、光が差し込むたびに、 原始の森はまるで生きもののように表情を変えていきます。 ここは、夏だけが見せる深い緑の奇跡が息づく場所です。

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雨上がりには、雲霧がふわりと立ち昇り、 やがて雲海が谷を満たし、山々をめぐり、 足元をゆっくりと漂うように流れていきます。 雲間から光が射し込むと、 その光は枝葉を淡く染め、 森全体が 半分は緋色、半分は深い翠 という 幻想的な表情へと変わります。 馬鬃嶺の滝は 高さ76メートル超。 一年を通して水が絶えず、 ふたつの山のあいだから空中へと落下するその姿は、 まるで一本の銀の糸が濃い霧を切り裂き、 峡谷へと吸い込まれるかのよう。 飛び散る水しぶきは微細な霧となり、 あたり一面に淡く広がっていく—— ここは、森と水と光が織りなす 夏だけの神秘 が息づく場所です。

携程度假農荘・金寨大湾店—— 20棟の独立した院落は山肌に寄り添うように建ち並び、 すべての客室にプライベート庭園が備わり、 青々とした竹林にそっと抱かれています。 チェックインの際、 青石の小径を歩けば、 揺れる竹影が足元に落ち、 ほのかな香りが風に乗って漂い、 まるで隠者の住まいへ迷い込んだかのよう。 この地の“一砖一瓦”(一つひとつの素材)はすべて、 大別山深くに息づく詩のような暮らしを語りかけています。 客室には、 丁寧に設えられた パノラマの大きな窓 と 広々とした テラス を完備。 ベッドに横になれば、 満天の星々 がそのまま視界に流れ込み、 テラスに腰掛ければ、 果てしない緑に心がゆっくりと沈み込んでいきます。 手前には風にそよぐ竹林、 その奥には幾重にも重なる山なみ。 木々の葉の隙間からこぼれる陽光が 地面に揺らぐ斑影を描き—— その一瞬、 時間がそっと静まり返り、 夏の美しさすべてが、この場所に凝縮されている と感じられることでしょう。

農荘のすぐそばを流れる ゆるやかな山溪の浅瀬は、 夏の避暑にぴったりの 天然の遊び場 です。 靴と靴下を脱いで、 ひんやりとした渓流へ足をそっと入れれば、 丸い小石が足裏をやさしく刺激し、 自然がくれるマッサージのような心地よさが広がります。 子どもたちは水の中を駆け回り、 水しぶきを上げながら笑い声をはじけさせる。 その光景を眺めているだけで、 胸の奥まで澄んでいくような気がします。 この 飾らない純粋な喜び は、 都市の暮らしではなかなか出会えない貴重な瞬間。 ひとつひとつの細やかな情景が、 ここで過ごす夏を、 ほかにはない 特別な季節 へと変えてくれます。

これら、時の流れにそっと置き去りにされた 夏の避暑の秘境 は、 盛夏になると一年で最も美しい美学の饗宴を咲かせます。 朝の光が山なみに金色の縁を描き、 渓流は原生林のあいだで静かにささやき、 野の花は山風に揺れて、 草木の清らかな香りが空気に溶けていく——。 すべてが、夏だけに許された ひとつの夢の詩篇 を編んでいるかのようです。 いまはただ、荷物をそっと下ろし、 この思いがけない美しさに 身も心もゆだねてみてください。 結局のところ—— 夏における最高の贅沢とは、 何もしないまま、自然に心を奪われることなのです。